大阪府認可専修学校
色も素材も形も自分で考えた、手作りでメガネフレームを作る授業です。
設計から加工まで自分で手掛ける事でメガネの仕組みを熟知するのが狙いです。
理想的なデザインを自らの手で具現化するのが楽し~い♪
授業でフレームのデザインから製作まで行っています吉田先生の『眼鏡製作の授業』です。
前年の「後期」の授業で、「眼鏡デザイン」と「カラー」を決めていますので、「眼鏡製作の授業」は最初に、実際の「眼鏡生地」を見て、自分がデザインしたメガネにあったカラーの生地を各自選んでもらいます。
材料の準備が整ったら、まずは「糸ノコギリ」の刃を通す穴をボール盤で開けます。
使う「糸ノコギリ」は特殊な「丸刃」の糸ノコギリ。
生地に「眼鏡デザイン」を印刷した紙を貼り、そのカタチにそって糸ノコギリで削っていきます。
削り終わったら、ガタガタの削り口を今度はヤスリを使ってカタチを整えていきます。
前年に、一度「眼鏡製作」を体験している3年生は同じ作業でもやっぱり早いです。
「レンズをはめる溝」を、この特殊な工具で
ガリガリと彫りこんでいきます!
彼がデザインしたメガネは、サイド部分に「帽子」がついているので、「帽子のカタチ」に削った
生地を「フロント」部分に「溶剤」を使って・・・
貼り付けます!接着面に「空気の泡」が入らないように、しっかりと固定。
貼り合せは1時間以上置いておきます。
フロント(前側)部分を整える
次は「テンプル」部分をこれまた「糸ノコギリ」を使って、削っていきます!
こんな感じで、メガネ製作の授業は、ひたすら「糸ノコギリ」&「ヤスリ」の工程が続きます。
すごい「ラフ」すぎる格好をしてますが、真ん中が「眼鏡製作授業」の吉田講師。
見た目はどっちが「生徒」か分かりませんが、しっかりと作り方を教えてくれます♪
これで部品となる素材が出そろった所。
いよいよ組み立て&仕上げになります。
さあ、いよいよ仕上げになります。
ある程度、フロントとテンプルが出来上がったので、一度「仮組立」をします。
ここまできたら、もうかなり「眼鏡」のカタチになってきましたね。
メガネ製作の最後は、ヤスリで削ったフレームを、
「キサゲ」→「紙やすり」→「バフ」という工程でどんどんツヤを出していきます。
凸凹があるメガネはバフがあてにくいので、難しいです。
「糸ノコギリ」、「ヤスリ」、「キサゲ」、「紙やすり」、「バフ」と、長い工程を経て・・・
ようやく「眼鏡」が完成!!
3年生は、最後の授業で「出来上がったメガネ」をかけて、「デザイン」のポイントや・・・
「製作工程で大変だったこと」などを発表してもらいました♪
こちらが完成した生徒さんの作品。
左上が「干支のヒツジ」をイメージしたメガネ。
右下が「時事ネタのUSJのハリーポッター」をイメージしたメガネ。
2本とも「独創的」で良い感じですね♪