なあなあ。大阪に眼鏡学校て、あんのん?/ いやー、知らんわぁ。なに習うン?/ せやねん。わかれへんねんー。/ めがねの学校?・・・わからんなー。/
超写実主義
美術は、自然を模倣するところから始まりました。
目に映ったものを見たままに再現したい。
そういう欲求が、美術を発展させたともいえます。
この日の授業では、
マルチェロ・バレンギの作品を取り上げました。
『電球』(Light Cube)というタイトルです。
実は、この作品は、絵画です。
写真のような写実性がありますが、絵画です。
目に見えるありのままを残すなら、
絵画ではなく、写真でいいはずです。
しかし、彼は、油絵で一個の電球を表現しました。
実は、絵画における写実的な技術は、
ルネッサンス期にほぼ完成していました。
これは、1500年に描かれた、
A. デューラーの自画像です。
それから500年、人は、新たな表現を探し求め、
今再び、「写実」に戻ってきたようです。
無理に深読みをする必要はありません。
写真で写せば済むかもしれない電球を
あえて絵画にした。
すごいなあ。
写真みたいだ。
それでいいと思います。
素直に感動する気持ちを大切にしましょう。
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